［朗読CD］よみがえる自作朗読の世界 |
- 日時： 2005/09/30 23:54
- 名前： Ueda
- コロムビアミュージックエンタテインメントから、復刻CDがでました。
タイトルは「よみがえる自作朗読の世界」（COCP-33360）で、税込2,500円。内容は文豪が自ら朗読したＳＰレコードをCDとして復刻したもの。電気的に処理して、音質を良くしてあります。
実は1998年に一度ＣＤ化されたのですが、わずか限定500枚だったため、幻のＣＤだったわけです。わたしも以前のＣＤを買いそこねています  ので、大急ぎで注文をいれました。いや、これは買い物ですよ 
北原白秋の「思ひ出（序詩）」や「断章」、西條八十の「寧楽の第一夜」や「母の部屋」などが特に秀逸でしょう。わたしの新著『名作童謡 西條八十100選』（春陽堂書店）の254頁に八十が録音したときの写真が載っています。（写真の提供と掲載をお許しいただいた西條八束さんに感謝！）
ほかに、坪内逍遥の「ハムレット（生死疑問独白の場）」に興味をひかれました。逍遥のシェークスピア論は歴史に残る名講義だといわれています。こんな調子の講義だったのでしょうか？ 昔の大学では、教授が黄色くなった古いノートを読み上げるだけの講義がほとんどだったので、これなら名講義といわれても当然かと・・・ 
こんなすばらしい音源を持っているとは、さすがコロムビアだとつくづく感心しました 
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