道祖神社

京都・新町通松原下ル



神社の由来
正しくは「松原道祖神社」というようです。
もともと道祖神は境界を守る神さまで、地域内に疫病や邪悪なものが入ってこないように、峠や橋のたもとや辻などに建てられます。
この神社は、西暦794(延暦13)年の平安遷都よりずっと前からこの地にあった、といわれています。
道祖神社

ご祭神
一般には「塞の神」(さいのかみ)と呼ばれ、夫婦の神様です。

ご利益
縁結び、夫婦円満、交通安全にご利益があります。

解 説
こぢんまりとしたかわいらしい神社です。
この地に平安京が造営されるはるか以前から、ひっそりと境界を守っていたのでしょうが、よくわかりません。
いまはまわりをすっかり民家に囲まれてしまっていますが、中世の頃にはうっそうとした森がひろがっていました。かつては、五条天神の境内とひとつづきであったようです。


参考文献
上田信道『名作童謡ふしぎ物語』(創元社 2005年1月中旬発行予定)