『謎とき 名作童謡の誕生』(平凡社新書)

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いまに歌い継がれている童謡・唱歌・叙情歌の誕生の経緯をたどり、当時の時代状況や作詞家・作曲家の人生模様、歌詞に秘められた意外なメッセージなどを明らかにします。また、「《ぽっぽ》とは?」「《小焼》とは?」など、素朴な疑問についても、興味ぶかく、わかりやすく書きました。現地取材や文献研究をもとに、誰もが知っている名作童謡の誕生の秘密を探ります。

謎とき 名作童謡の誕生
 書 名 謎とき 名作童謡の誕生
 叢書名 平凡社新書 165
 著 者 上田信道 著
 発行年月日 2002年12月18日
 出版者 平凡社
 頁 数 226ページ
 判 型 新書判
 本体価格 740円(税別)


【内容紹介】

鳩ぽっぽ(東くめ・作詞/滝廉太郎・作曲)故郷(高野辰之・作詞/岡野貞一・作曲)かなりや(西条八十・作詞/成田為三・作曲)赤とんぼ(三木露風・作詞/山田耕筰・作曲)夕焼小焼(中村雨紅・作詞/草川信・作曲)赤い靴(野口雨情・作詞/本居長世・作曲)砂山(北原白秋・作詞/中山晋平・作曲)七里ヶ浜の哀歌(三角錫子・作詞/インガルス・作曲)月の沙漠(加藤まさを・作曲/佐々木すぐる・作曲)花嫁人形(蕗谷虹児・作詞/杉山長谷夫・作曲)10曲を取り上げました。

また、榊原まさとし(ダ・カーポ)さんの挿画や、三木露風の生家の写真など、序論「童謡はどのようにして生まれ育ったか」や附録「名作童謡関連年表」ほかを収録しています。


【コメント】

ボート遭難の碑
ボート遭難の碑(稲村ヶ崎)
これまで書かれてきた童謡関係の本は、専門的で難しいものか、入門的でただ表面をなでるだけのものが多かったように思います。また、近ごろ童謡について書かれたある本が、マスコミなどでよく取り上げられています。売れ行きもたいへん良いらしいのですが、専門の立場からこの本の内容を読むと、あまりにもずさんで初歩的なまちがいだらけであることに驚きます。

『謎とき 名作童謡の誕生』でとりあげたエピソードや作詞家・作曲家に関する事項は、真偽のほどをよく吟味しました。周知の事実ばかりを紹介するのではなく、それぞれの唄について自分なりの解釈や鑑賞を書くようにも心がけました。

また、ある唄が作曲された後、作詞家(詩人)が童謡集(詩集)などに載せる機会に、作曲家にことわりなく歌詞を変えてしまうことがしばしばあります。そこで、さまざまな異本を調べ、作詞家と作曲家の双方の意向をできる限り尊重して、標準となり得る歌詞を決定して掲載しています。

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